ヒトはもやもやから逃れられないのデス | メンバー自己紹介:阿部志穂


一人じゃムリ、なら人の体験をいただこう

 
もう25年くらいものを書く仕事をしていて、それはどういう仕事かというと、「人の体験をいただく」仕事なんですね。仕事の話、家族の話、旅の話、考え方や価値観の話。
今まで実にたくさんの人から聞いたお話を文章にしてきましたが、ここで耳にした相手の体験は、原稿料という私の食い扶持になるだけじゃなく、私自身の経験にもなっていくわけです。つまり、体験談を共有することによって、その人だけのものだった体験が、私の中にも知恵という経験則となって積み重なっていく。
 
自分一人分の人生経験だけでは、とくにまだ未熟なのにライフステージがどんどん変わってしまう20代、30代が、もやもやナシで生き抜くのは難しいと思います。でも、そこにいろいろな人たちの経験則がプラスされればどうでしょう?

「こういう流れになると、次はこうなるって言ってた人が多かったな」
「ここで決断するのは多分危険なんだよね。しんどいけど、あと一息こらえよう」
「これが先輩たちの言う見限りどきってやつか!じゃ、とっとと次に移ろう」
 
……といった感じに、他人の経験が自分の中でデータベース化され、それを参照することによって、多少なりとも根拠がある判断や割りきりができるようになっていくわけです。
こうなると、もやってる時間は大幅に減らすことが可能になります。この時間を使って、さらにいろいろな場に出かけて人の話を聞いたり、自分自身の新たなチャレンジができるようになる。
 
私が「もやキャリ」でみなさんに目指してもらいたい状態は、これなんです。
 

いろんな年齢、属性の人と知り合っとこう

 
未来は何歳になっても不確定なものだから、生きている限り、もやもやとのおつき合いはおそらく続いていきます。
でも、未来が先取りできなくても、自分より少し先を生きている人の経験を聞くことならできます。一度にいくつもの人生を味わうことはできなくても、気になる生き方をしている人の話を聞くことならできます。
 
だから、同じような属性の近い年の友だちとだけでなく、いろいろな属性の自分とは違う年代の人たちともつながっていこう。そういう機会をよりたくさん提供する場として、私は「もやキャリ」を機能させたいと考えています。
 
働くことは人生の一部です。だから、ワークライフバランスとか言っても仕事とプライベートを切り離して考えることは、正直不可能。
私たちも「もやキャリ」などと名乗りつつ、キャリアの話ばかりをするわけではありません。「働く」から発生したもやもやをひとつでも多く解決することで、皆さんのキャリアだけではなく、人生そのものもイキイキとさせるお手伝いができれば……、そんな思いでこのプロジェクトを立ち上げました。


【プロフィール】

阿部 志穂

1968年4月 岩手県盛岡市生まれ


大企業で8年、ちっちゃい会社で2年働いてフリーに。とりあえず、メイン業務はものを書くこと。その他、キャリコン、プランニング、マーケ、コーディネーターなどいろいろつまみ食いの人生。
1日おきにエレクトーンⓇを弾き、週に2回ホットヨガに通う日々。好きなことはエニアグラム、人の仕事ぶりを観察すること、酒。
2度目のオットとコスプレーヤーのムスメ、黒いイヌの4人家族。

*日本キャリア開発協会認定「キャリアディベロップメントアドバイザー(CDA)」

*岩手県盛岡市公認「みちのく盛岡ふるさと大使」​