急に気温が下がってようやく秋らしさが感じられるようになった11月14日、私たち「もやもやキャリアおとなカレッジ」(もやキャリ)の記念すべき初回イベント「ヨガキャリ!」が、丸の内のサードプレイス3×3 Lab Futureで開催されました。
その模様を、「もやキャリ」が誕生するまでの簡単な経緯と共に改めてお伝えします。
キャリアセミナー=スーツの図式はもういらない
「もやキャリ」は、メンバーそれぞれが活動する中でさまざまな女性に出会い、
「日本には、もやもやが原因で前に進めない女性が多すぎるよね」
「でも、もやもやって一生なくならないから、上手につきあう方法を教えてあげたいね」
「ほかのみんなも間違いなくもやってるから安心してっていうのも伝えたいね」
……といった会話をする中で生まれたプロジェクト。
とはいえ、女性チーム3名は全員アラフィフとなかなかの妙齢なもので、エッジの効いた数々のイベントを立ち上げ、キャリアについては本職という頼もしいお兄ちゃん、パーソルチャレンジ株式会社人材開発担当の
成田範之さんにも参画してもらうことになりました。
キャリア系のイベントって、「キャリア」ってついている時点ですでにカタい。講師もスーツ着てないといけなさそうだし、受講する側もお勉強モードが高くなりそうでしょ?
仕事ってほぼ毎日するものだから、ホントは日常の一部ですよね。それなのに、カタいお勉強モードがキャリアだとしたら、考え続けるのが苦痛になってしまうのは当然です。
だから私たちは、もっとゆるっと、構えず、気軽に参加できるキャリアセミナーの形を模索しはじめました。
「セミナー」って言葉もどうにも四角張っているから、「これって、セミナー?イベント?なに?」ぐらいの曖昧さを醸そう、という路線も決まっていきました。
「やるよ!」と決めて動き出したら絶妙なご縁が…
そんな折、もともと私たちもハブオフィスとして利用していた3×3 Lab Futureで、スタッフさんに紹介されて知り合ったのが、今回講師を務めてくれたヨガインストラクターのMaruさんでした。
もとは丸の内OLで、20代の頃はバッチリもやっていたというプロフィール、とあるきっかけで一歩踏み出してみたら、いろいろなことがどんどんつながって現在のような仕事に巡り会ったというプロセス、そして、私たちがメッセージを届けたい年齢層の女性と同世代ということもあり、「ぜひに」とお願いすることになったのです。
ご縁ってどこでつながるかわからないからホントに面白いですよね。「自分から動いていると、ご縁に巡り会う確率はどんどん上がっていく」ということは、経験上、わかっているつもりでしたが(妙齢なものでw)、さすがにこのタイミングでMaruさんと知り合えたことには、メンバー一同興奮しました。
キャリアイベントですがとりあえずヨガやりまーす!
そんな経緯で開催された第1回。
まずはメンバーの挨拶と、3×3 Lab Futureという場所の説明などを簡単に行った後、さっそくMaruさんによるヨガのレクチャーがスタート。
この時点ですでに、キャリアイベントとは思えない様相。アフター6の丸の内で、20名ほどの女性がヨガに興じる風景は、なかなか不思議な感じです。
ヨガって、インストラクターさんによっていろいろなスタイルのレッスンがあると思うのですが、Maruさんのティーチングは、とにかく情報量が豊富。
説明が絶妙なので、初めての人でもポーズが取りやすいし、その説明の合間合間でポーズの効能、季節や気候、体調にあわせたヘルスケアの知識など、立て板に水のように絶え間なく与えてくれるんです。
「疲れがたまっているけれど、明日が勝負だから疲れを持ち越したくないって時もありますよね」「ヒールで働いていると、ここはどうしてもむくんでしまいますよね」といった具合に、ところどころで働く女性に寄り添ってくれるのも、OL経験者ならでは。
30分とたっぷり目に確保したヨガタイムは、スタジオで普通にワンレッスン受講するのと変わらない充実した内容(しかも、Maruさんサービスで実質は40分(笑))。心も身体もほぐれた皆さんは、すっかりポカポカした表情に。この後は、マットに座ったまま、Maru さんのキャリアストーリーに耳を傾けます。
一歩踏み出してみたら、アンテナが研ぎ澄まされた
会社員時代、ラジオの懸賞になんとなく応募したらサンディエゴ行きのチケットが当選。訪ねてみたら、そこはたまたまヨガの聖地だった……。
そんな偶然をきっかけに、人生が大きく変わったというMaruさん。ヨガだけではなく、ウェルネルにも興味が生まれたことで、彼女のアンテナはどんどん研ぎ澄まされていきます。
「日本の自殺者数の多さ、女性の子育てと仕事の両立のしにくさ、いろいろな文献を調べたり、厚生労働省のホームページを遡ってみたりすることで、日本の実体に驚きました。同時に、今までそれを知らずに生きてきた自分にも」
28歳の時、本格的にヨガを学ぶために再渡米。インストラクターとしてのスキルを極めるだけではなく、ヨガ道ともいえる精神世界にも深く触れ、次第に「この考え方を日本で働く人たちに広めて、健康で豊かな人生を送るお手伝いがしたい」と考えるようになったといいます。
「『この生活を変えたいけれど変えられない』そういってもやもやしている人は、私の周りにもたくさんいます。ヨガを学んだことでたどり着いたそんな悩みへの私の答えは、『余計なものを手放せば、世の中はシンプル』ということ。手放すにも勇気が要りますが、まずは自分のカラーじゃないと思うことをやめることから始めてみたらいいと思います」
余計なことを手放せば来たるべき出会いと出会う
最近になってMaruさんが強く実感していることは、「何より大切なことは出会い」だということ。
然るべき出会いがあれば、自分を活かせる仕事に巡り会える。これは、Maruさんだからそうなるのではなく、誰にでも当てはまる法則のようなものだといいます。そういえば、もやキャリメンバーも絶妙なタイミングで出会っちゃいましたね、Maruさんに。
ところが、自分のカラーじゃないことをしていると、本来来るべき出会いに会えなくなるのだとか。それは、なかなかオソロシイ。もやもやの中に立ち止まってる場合じゃないですな。
Maruさんにとって、余計なものを手放すことに一役買ったものといえば、もちろんヨガ。日本でもヨガは人気ですが、どちらかというと、ダイエットとか完璧なポージングにスポットが当たりがち。
もちろんそれも大切ですが、まずは呼吸を意識しながら瞑想し、自分の内側と向き合うこと。それを続けるだけでも、いらないもの、古いものが解かれて未来の目標が見えてくると、Maruさんはヒントをくれました。
20〜50代までが“もや”について語り合う図は壮観!
後半戦は、グループに分かれてのディスカッション。
なにせ、ゆるっとしたイベントですから、はっきりとしたお題は設けません、「今抱えているもやもや」「Maruさんの話を聞いて感じたこと」など、イベントも後半にさしかかって、皆さんの心の中に浮かんでいるテーマを自由に語ってもらいました。
これは、多くの女性が実感していることだと思いますが、普段から一緒に働いている同僚や友だちより、初対面の人の方が話しやすいってことありますよね。今回は、心がいっそうオープンになるヨガ効果が加わって、ディスカッション開始と同時に、どのグループも大盛り上がり。すぐにあちらこちらから笑い声も響き始めました。
今回参加してくれたのは、20代〜50代までの本当にさまざまな属性の女性たち。台湾やオセアニア出身の方も受講してくださり、1人ひとりのもやもやがよりグローバルな視点で客観視できたグループもありました。
“もや”を共有して開放すればとっても楽しい!
そしてやはり、もやキャリメンバーの予測通り、「もやもやっていくつになってもなくならない」。どんな仕事に就いている人、どんなキャリアを歩んできた人、結婚している人していない人、子育てしている人していない人に関わらず、人それぞれにいろんなもやもやがあるんだなぁということが、とってもよくわかりました。
今回美しかったのは、立場や年齢が違っても、皆さん相手の話を受け止める姿勢で臨んでくれていたこと。
人の話にNOと言ったり、持論ばかりを展開したりといったことが一切なく、メンバーが喚起する間もなく「安心、安全の場」が作り上げられていました。ありがとうございます。
あまりに話が盛り上がり、まとめなどする間もなく時間になってしまいましたが、アンケートを拝見するに、満足して帰られた方が多かったようで、一同うれしく思っています。これからは、もっと段取り頑張ります(笑)。
次回は12月19日(水)。
今度は、ヨガの代わりにケーキ作りで脳を刺激し、もやもやを開放するきっかけを作ります。自作のケーキでクリパを楽しみながら、もやもやを共有し合い、スッキリと新年を迎えましょう(╹◡╹)
詳細はトップページからどうぞ♫
(Writing 阿部志穂)